神棚のお供え物であるお酒について
基本について
神棚にお供えする物を「神饌(しんせん)」または「供物(くもつ)」といいます。
日常の神饌は米、塩、水の三品が基本です。
毎日お供えするのが原則ですが、できる範囲で構いません。水は毎朝、米や塩は最低での週1回くらいは取り替えるとよいでしょう。
お酒は1日、15日、お正月、お祭りのときにお供えする
「毎月の、1日、15日」「お正月」「お祭りのとき」には、お酒をお供えします。
瓶子(へいし):お酒を入れる器
お供えする際は、「瓶子(へいし)」と呼ばれる蓋付きの一対の器に入れてお供えします。
玉蓋:お水を入れる器の蓋
瓶子に中身を入れたら、蓋を取っておまつりします。
お供え物の並べ方について
お供えする際には、米を中心へ一番先に、次に塩、水の順にお供えします。
酒もお供えする場合は、米、酒、塩、水の順番で、向かって右、次に左の順で横一列に並べるのが一般的です。
場所がない場合は、二列でも、狭い神棚なら合わせ盛りにして供えても構いません。
お酒の種類について
お酒には、焼酎、日本酒、ワイン、ビールなどいろいろありますが、お神酒にはお米から作られた日本酒が最適です。なぜなら、神道においてお米は「聖なる植物である食物」とされているからです。
霊も日本酒は神聖なものと認識していますが、その他のお酒はそうでないと知っているので、日本酒以外の酒は、霊を引き寄せやすくなります。
素晴らしいビールや焼酎が手に入って捧げたいのなら、神棚の下の由佳に小さいテーブルなどを置き、自分で飲む前に短時間お供えするといいでしょう。
「神棚スタイル」より