お正月の神棚のお供え物について
米、塩、水の三品が基本について
神棚にお供えする物を「神饌(しんせん)」または「供物(くもつ)」といいます。
日常の神饌は米、塩、水の三品が基本です。
交換の頻度について
毎日お供えするのが原則ですが、できる範囲で構いません。
水は毎朝、米や塩は最低での週1回くらいは取り替えるとよいでしょう。
榊について
もうひとつ、神棚の左右には常にみずみずしい榊(さかき)をお飾りします。天から降りてきた神様が、樹木を介して神棚にいらっしゃるとされるからです。
榊には、字の通り「神の木」という意味があり、またその語源は聖域と俗界との境を示す「境木(さかいき)」、栄える木という意味の「栄木(さかき)」から転じたともいわれます。
現在、代表的なものはツバキ科のものですが、地方それぞれの常緑樹も使われています。榊は必ず枯れないうちに取り替えてください。
お正月には酒、野菜、果物も
お正月には、酒、野菜、果物などもお供えしましょう。
神棚にお供えした物には、神様のパワーがこもるといわれます。下げたあとは家族みんなでいただきましょう。
並べ方について
お供えする際には、米を中心へ一番先に、次に塩、水の順にお供えします。
酒もお供えする場合は、米、酒、塩、水の順番で、向かって右、次に左の順で横一列に並べるのが一般的です。
場所がない場合は、二列でも、狭い神棚なら合わせ盛りにして供えても構いません。
鏡餅はいつまで?いつ下げる?
一般的には、1月11日に鏡開きが行われるところは、1月6日までお供えし、1月7日に鏡餅を下げることが多いようです。
ただし、1月20日に鏡開きが行われる地方もあり、その場合は、1月14日までお供えし、1月15日に鏡餅を下げるところもあります。
「神棚スタイル」より