神棚の拝み方について
順番について
自宅や職場の神棚の前で、「日々の暮らしをお守りください」と祈るときに唱えます。
祈る前には、お米、塩、水などをお供えしましょう。
お供えしたものは、夕の拝礼が終わったらお下げします。下げたお米は炊いて食べ、塩や水は庭や玄関先にまきます。
作法について
神棚に向かって二拝し、「神棚祝詞」を唱え、二拝二拍手一拝します。
祝詞について
家の神様に唱える「神棚祝詞」と(読み方)は、下記の通りです。
此の神床に坐す 掛けまくも畏き(これのかむどこにます かけまくもかしこき)
天照大御神 産土大神等の大前を 拝み奉りて(あまてらすおおみかみ うぶすなのおおかみたちのおおまえを おろがみまつりて)
恐み恐みも白さく(かしこみかしこみももうさく)
大神等の広き厚き御恵を 辱み奉り(おおかみたちのひろきあつきみめぐみを かたじけなみまつり)
高き尊き神教のまにまに(たかきとうときみおしえのまにまに)
直き正しき 真心もちて(なおきただしき まごころもちて)
誠の道に違ふことなく(まことのみちにたがうことなく)
負ひ持つ業に励ましめ給ひ(おいもつわざにはげましめたまい)
家門高く 身健に(いえかどたかく みすこやかに)
世のため人のために尽さしめ給へと(よのためひとのためにつくさしめたまえと)
恐み恐みも白す(かしこみかしこみももうす)
祝詞の意味について
この神棚にいらっしゃる恐れ多い天照大御神、産土大神に申し上げます。大神等の御恵を身にしみてありがたく思い、尊い教えにしたがって常に真心で誠の道にはずれることなく、天職と定められた職業に励ませてください。家族そろって健康で、夜のため人のためにも尽くさせてください、と謹んで申し上げます。
「知識ゼロからのお参り入門」より